広告を含みます

- 高い金額で買ったブランド品なので箱を捨てづらい
- 箱は取っておきたいけど場所を取るので悩んでいる
- 箱を取っておいても得があるのか疑問
ブランド品の箱は見た目も作りも上質なため、捨てづらいまま部屋の奥やクローゼットに放置しがちです。たまった箱は有効活用しないと、ただただ部屋の場所を取られるだけです。

現役古物商で1,000点以上の商品の仕入れや売買を行い、ブランド品の箱の取り扱いもしてきた管理人が教えます!
この記事では、取り扱いに悩んでいたブランド品の箱を以下の内容で解説します。
- 保管するべき箱の選び方・適切な保管の仕方
- 売却する場合の相場や売り方
- 実生活に使える便利な活用方法
記事を読めば、場所を取るだけだったブランド品の箱の使い道がわかります。箱に取られていた部屋のスペースが空き、現金が手に入る可能性もあります。
記事の結論
ブランド品の箱は高級腕時計・ブランドジュエリーの箱の価値が最も高く、箱だけでも5,000~10万円で売れます。購入したブランド品をいずれ売却しようと考えている場合、箱は綺麗に保管しておきましょう。バッグ・靴・洋服類の箱の価値は高くないので、リメイクで活用するか捨ててしまっても構いません。
ブランドの箱を取っておくメリット

ブランド品の箱を取っておくメリットは以下のとおりです。
- 高級感があるため収納やインテリアとして使える
- 「箱あり」の方が売却時の信頼感アップ
- 限定デザインやブランドによっては価値が出る
- 箱単体でも売れることがある
高級感があるため収納やインテリアとして使える
ブランド品の箱は高級感のあるデザインが多く、収納に使えば、インテリアとして生活空間をゴージャスに演出できます。一般的な収納ケースとは違ってブランドロゴや質感に高級感があるので、箱のまま置いても良いアクセントになります。

私は思い出の写真入れに使っています。
シャネルのブラックボックスはモノトーンインテリアに合います。エルメスのオレンジは差し色として映える色です。室内に散らかりがちな小物を箱の中にまとめておけば、片付けが楽でおしゃれにも見えます。収納として使うのは実用性とデザイン性を兼ね備えているため、ただ保管しているよりも良い活用方法です。
「箱あり」の方が売却時の信頼感アップ

ブランド品を売却する際、箱があれば査定のときに「きちんと保管していた」という印象を与えられます。良い印象は査定時の信頼感や評価に影響する可能性があります。売却の際、箱や保存袋が揃っているだけで査定額が数千円〜数万円アップするケースも珍しくありません。
購入者から見ても箱付きの場合「正規品かつ大切に扱われていた」という印象を持ちやすいです。フリマやオークションでも早く・高く売れやすくなります。将来的に売却を考えるなら箱を取っておくことで確実にプラスに働くといえます。
箱単体でも売れることがある

ブランドの箱は、限定デザインや希少性の高いブランドの場合、箱単体でも5,000円を超える金額で売れることがあります。価値の高い箱の例は以下のとおりです。
- エルメス:バーキンの箱
- ルイヴィトン:ショッパーや複数セット
- ディオール:ホリデーシーズン限定デザイン
- ヴァンクリーフ&アーペル:アクセサリー用の箱
メルカリやヤフオクなどを見ても、箱だけで出品されているブランド品は多く、意外とニーズがあります。不要だと捨てる前に「売れるか調べてみる」という選択肢を持っておきましょう。「どうせ箱」と思って捨ててしまうのは5,000円を捨ててしまうのと同じです、箱自体にも資産価値があることを意識しておくべきです。
ブランド品の箱を取っておくデメリットと注意点

ブランド品の箱を取っておくデメリットと注意点は以下のとおりです。
- かさばって収納スペースを圧迫する
- 湿気・カビ・変色など、劣化のリスクがある
かさばって収納スペースを圧迫する
ブランドの箱はしっかりとした作りな反面、サイズも大きいです。場所を取られてしまうのであれば、早めにまとめて売るなどの対応が必要です。箱の数が増えると収納スペースを圧迫し、部屋が狭く感じたり散らかっているように見えたりします。バッグや靴の箱は、高さも奥行きもあるので重ねても不安定になりやすいです。

余っている部屋などがあれば、保管用の部屋にするのも良い方法です。
クローゼットや押し入れが、箱で埋まってしまっているのもよくある光景です。保管にこだわるあまり、暮らしにストレスを感じてしまうようでは本末転倒です。スペースに余裕がない場合は箱だけをまとめて売って現金化するなどの対策をしましょう。
湿気・カビ・変色など、劣化のリスクがある
ブランドの箱は紙製や布張りのものが多く、長期保管で湿気やカビ、日焼けによる劣化が起こるリスクがあります。押し入れやクローゼットの奥など風通しが悪い場所での保管はおすすめしません。保管場所が悪いと、箱の表面に黒ずみやシミが浮き出たり、フタの内側にカビが発生する可能性もあります。
白系や淡い色の箱は紫外線で変色しやすいです。外箱が劣化すると売却時の価値が下がることもあるため注意が必要です。状態が良ければ高値で売れるはずだった箱も、劣化によって査定額が下がる可能性もあります。箱を取っておくなら、風通しが良く直射日光にあたらないような場所に保管しましょう。
ブランド品の箱をきれいに保管するコツと注意点

ブランド品の箱をきれいに保管するコツと注意点は以下のとおりです。
- 湿気・カビを防ぐための保管環境づくり
- 重ねて収納するときは注意する
- ラベルをつけて箱と中身を一致しやすくする
- 簡単な工夫で箱の変形・色あせを防ぐ
湿気・カビを防ぐための保管環境づくり
ブランドの箱を良い状態で保管するには、湿気対策をしっかりと行い、カビの発生を防ぐ環境を整えましょう。ほとんどの箱は紙製のため、湿気を吸いやすいです。クローゼットや押し入れなど通気性の悪い場所に置いておくと、湿度の高い季節にカビやシミが発生するリスクがあります。
以下のような工夫をすれば、劣化を防ぐことが可能です。
- 除湿剤やシリカゲルを一緒に入れておく
- すのこなどで床から浮かせる
- こまめに風通しをする
上記を意識するだけでも、箱の状態は長く健全に保たれます。「あとで売るかも」と考えている場合は保管の場所や方法を見直しておくと安心です。
重ねて収納するときは注意する

ブランド品の箱を省スペースで収納したいときに重ねてしまうことは多いです。しかし、重ね方を誤ると箱の型崩れやゆがみが生じ、見た目や価値を損なう原因になります。上に重い箱を乗せてしまうと、下の箱がつぶれたりフタが歪んだりして、売却時にマイナス評価を受けてしまいます。

重ねたときは一見平気そうでも、時間が経つといつのまにか型崩れしていることもあります
箱のサイズが均一でない場合は特に崩れやすいため、大きい箱を下に、小さい箱を上にするのは基本です。大きな箱の中に小さな箱を入れて「マトリョーシカ」になるようなイメージでまとめるのも良い方法です。箱を重ねるときは、良い状態で保管できるよう注意して保管しましょう。

シルバーラックなどに保管することで重さのダメージをなくす方法もあります。
ラベルをつけて箱と中身を一致しやすくする
複数のブランド品の箱を保管していると、どの箱に何が入っているのか分からなくなりがちです。箱にラベルを貼れば、楽に管理ができるようになります。ブランド名・アイテム名・購入年などのメモをラベル化して箱の側面に貼るのが効果的です。
ラベルをつけるとフリマ出品や査定時にすぐに該当の箱を見つけられるようになります。売却の準備がスムーズに進むようになります。
ラベルを貼るのは見た目が悪いので抵抗があるという人は、箱と中身をセットにしてスマホで撮影しておくのも良い方法です。ラベリングは地味ですが、長期保管に役立つ小さな工夫です。
簡単な工夫で箱の変形・色あせを防ぐ

ブランド品の箱を長くきれいな状態で保管するには、重さによる変形や紫外線の影響から守る工夫が必要です。変形を防ぐためには、箱の上に重い物を置かないようにしましょう。空箱の状態で積み重ねると、時間の経過とともに潰れやすくなります。タオルや紙などを詰めて内側から支えるだけでも効果があります。
日当たりの良い場所に放置すると色あせや日焼けが進んでしまいます。直射日光の当たらない場所で保管し、必要であれば布やカバーをかけるとより安心です。ちょっとした工夫で箱を良い状態で保つことができ、のちのち売却するときに高い査定額が期待できます。
ブランド品の箱が買取査定に与える影響

ブランド品の箱が買取査定に与える影響を以下の内容で解説します。
- 「箱あり」と「箱なし」でどれだけ査定額が違う?
- ブランド品の種類によって箱の重視度が異なる
- 買取業者が箱を重視する理由
「箱あり」と「箱なし」でどれだけ査定額が違う?
ブランド品を売却する際、箱があるかどうかで査定額が数千円~1万円程度変わります。店頭に並べたときに売れやすくなるため、買取業者側も高値をつけやすくなります。
実際にロレックスやヴァンクリーフ&アーペルでは、箱の有無だけで1万円以上の査定差が出ることも珍しくありません。高級なブランド品だからこそ、箱まで含めて商品と考えて資産価値を守るよう心がけるようにすると良いです。
ブランド品の種類によって箱の重視度が異なる

ブランド品の箱が査定に影響する度合いは、アイテムの種類によって異なります。アイテムごとに「残すべき箱かどうか」を見極めることが重要です。以下より、箱を残す重要度の高いアイテム順に解説します。
【必須】高級時計・ブランドジュエリー
高級時計・ブランドジュエリーの箱は必ず保管しておきましょう。高級腕時計やジュエリーは購入時に箱・ギャランティカード(保証書)・保存袋とセットで扱われます。フルセットで揃っている方が正規品としての信頼性が高く、査定額も数万円単位で差がつくこともあります。
以下は、箱の重要度が高い高級ブランドの例です。
- ロレックス
- パネライ
- ユリス・ナルダン
- オーデマピゲ
- フランクミュラー
- ディオール
- ルイヴィトン
- ロエベ
- ブルガリ
- ティファニー
- セリーヌ
バッグ・靴
バッグや靴の外箱は、買取査定に影響しないケースも多いです。「新品未使用で売却する」ケースは箱があった方が良いです。しかし、ご自身で使って「そのうち売却するかもしれない」というケースであれば箱の重要度は高くありません。場所がないのに無理して保管する必要はないです。余裕があれば保管しておきましょう。
ただし、メルカリなどのフリマアプリでの売却を考えている場合は箱があったほうが売れやすいです。
洋服類
洋服類はブランド品であっても箱を保管する必要性は低いです。売却時に箱の有無を重要視されるケースが少なく、そもそも箱がない場合もあります。ご自身で使う小物入れにする・不要であれば捨てるなど、自由に扱って問題ありません。
メルカリなどのフリマアプリでの売れ行きにもほぼ影響しないと考えて良いです。洋服類の箱や袋は、自身の判断で捨てる、再利用するを決めましょう。
買取業者が箱を重視する理由
買取業者がブランド品の箱を重視するのは、商品の真贋確認や再販時の付加価値に大きく関わるからです。箱があることで「正規ルートで購入された商品」である可能性が高まり、真贋判定がスムーズになります。業者としても安心して仕入れる証拠のようなものが必要なためです。
箱や付属品が揃っている商品は次の購入者にとっても魅力が高く、買取業者側が売りやすくなるメリットもあります。高額商品であるほど箱・保証書付きのフルセットが求められる傾向が強いです。箱は単なる付属品ではなく、買取の現場では商品の価値を左右する重要な要素として扱われています。
ブランド品の箱の相場と売り方

ブランド品の箱の相場と売り方を以下の内容で解説します。
- 実際に高値がつくブランド品の箱一覧
- 出品前に確認すべきポイント
- フリマアプリ・オークションで売るときの注意点
- 初心者でも安心な箱のみ売却可能な業者
実際に高値がつくブランド品の箱一覧
ブランド品の箱は、箱単体でも数千円から数万円で取引されるものがあります。以下のブランドの箱を、フリマアプリを参考に売れている実例を紹介します。
- ルイヴィトン
- エルメス
- ロレックス
- パテックフィリップ
- ブルガリ
ルイヴィトン


エルメス


ロレックス


パテック・フィリップ


ティファニー


ブルガリ


出品前に確認すべきポイント

ブランド品の箱を出品する際は、以下の内容を確認しておきましょう。
- 入っていた品物
- 何の商品が入っていた箱なのかを型番などを含めて正確に記載する
- 箱の状態
- 傷やへこみ、すれなどがないか確認しておく。出品時と状態が違う場合返品のリスクがある
- 箱のサイズ
- 縦・横・奥行きをセンチ単位でもいいので必ず記載する
- 箱の付属品
- リボンや保存袋、ギャランティカードの台紙などがセットであればさらに付加価値が上がる
ちょっとした確認と情報の追加だけで売れ行きや価格に大きな差が出ます。出品前のチェックは怠らないようにしましょう。
フリマアプリ・オークションで売るときの注意点
ブランド品の箱をフリマアプリやオークションで売る場合、トラブルを避けるための注意が必要です。箱のみの出品時は「正規品の箱のみ」「中身はありません」などと明確に説明文を記載してください。中身があるように誤認させる悪質な出品者と一緒にされないよう、誠実な出品者であるアピールは重要です。

高く売りたいからと嘘をついたりすると確実に痛い目を見ます。誠実に出品しましょう。
写真は1枚だけでなく複数の角度から撮影しましょう。汚れや潰れなど状態の詳細が分かるようにするとトラブルを防げます。汚れなどを隠して出品すると、バレたときにかえって購入者の怒りを買います。配送時は、ダメージを防ぐために丁寧な梱包しましょう。出品時の丁寧さは確実に返品のリスクの減少につながります。
初心者でも安心な箱のみ売却可能な業者

買取専門店やリユースショップの中には、ブランド品の箱のみで買取してもらえるお店も増えています。業者が商品の再販時に箱をセットで提供できるよう、在庫を確保しているなどの理由があります。ルイヴィトンやシャネルなど人気ブランドの箱であれば、使用感があっても500円〜3,000円前後の査定が期待できます。
フリマアプリは買取業者よりも確実に高く売れますが、以下のデメリットがあります。
- 出品情報の編集に手間がかかる
- クレーマーや不当な返品などにあたるリスクがある
- 送料負けする可能性がある
フリマアプリに出すのが不安だったり面倒に感じたりする人でも、業者を活用すれば気軽に箱を手放すことができます。
ブランド品の箱のおすすめ活用法・リメイクアイデア集

小物収納・文具入れに使うアイデア
ブランドの箱は丈夫でしっかりとした作りのものが多いので、文房具や小物の収納ボックスとして活用できます。引き出し式の箱やマグネット式のフタ付きボックスなどは実用性と見た目の美しさを両立できます。デスク周りでペンやクリップを整理するのにぴったりです。

私はルイヴィトンの箱に友達からもらった大事な手紙などを入れています。
ブランドロゴが見えることでちょっとおしゃれな印象が加わり、ただの収納ではなく飾っても映える収納になります。市販のプラスチックケースでは物足りない場合でも、ブランド品の箱なら気分よく使えます。捨てる前に一度活用してみる価値は十分にあります。
引き出し式でクローゼット収納に活用

ブランド品の箱にはカラーボックスのような大きなタイプのものもあります。大きめの箱はクローゼットの中を整理する収納ボックスとして再利用すれば、見た目がスマートな収納が実現できます。ハンカチや靴下、アクセサリーなどの細かな衣類・小物をまとめるのに最適です。

ブランド品の箱を収納に使うと、不思議と整理整頓のモチベーションがわいてきます。
箱をただ保管しておくだけでなく、クローゼット内をおしゃれに整理できる手軽なアイデアです。
ギフトボックスに再利用
ブランドの箱は見た目に高級感があるため、ちょっとした贈り物を包むギフトボックスとしても利用できます。手作りのお菓子や雑貨、本などを入れて渡す際に使用しましょう。ただし、ブランド品とは関係のないものを入れるように注意しましょう。

ブランド品の袋にノーブランドのアクセサリーを入れてプレゼントされるのはちょっとイヤかも、、、
もらった側は、中身を楽しんだあとに箱自体も小物入れとして使えます。親しい間柄などでのちょっとしたサービス感覚で利用するのはスマートな方法です。
飾って映える!ブランドロゴを活かしたインテリア術

ブランド品の箱はロゴやデザインそのものがスタイリッシュです。インテリアとして飾れば部屋全体の雰囲気を引き締めるアクセントになります。エルメスのオレンジ、シャネルの黒、ティファニーのブルーなど、ブランドを象徴する色は洗練された印象を演出できます。
子どもの工作・道具入れとしても便利
ブランド品の箱は丈夫なため、子どもの工作道具やおもちゃなどをまとめて入れておく収納ボックスとしても重宝します。サイズが大きめでフタ付きの箱は箱自体も壊れにくく、扱いの荒い子どもでも安心して使わせることができます。
シールやカラーペンで自由にデコレーションすれば、ブランド✕お子様の世界にひとつだけのオリジナル収納箱にもなります。親子で楽しみながら再利用できる点もメリットです。捨てるにはもったいないけれど、飾るほどでもない箱は、こうした実用的な使い方に転換することで、家庭内で再び役立つアイテムになります。
ブランド品の箱の活用方法を題材にしたYoutube
ブランド品の箱やショッパーをリメイクした動画も参考にご覧ください。
まとめ|ブランド品の箱は捨てる前に一度見直そう

ブランド品の箱は、「保管・活用・売却」という3つの価値ある選択肢を持っています。高級感のある箱は収納やインテリアとして活かせるだけでなく、査定時の信頼感アップや、箱単体での現金化も可能です。
数が増えるとスペースを圧迫したり、湿気や劣化によるダメージリスクもあります。やみくもに残すのではなく、使える箱を選ぶ考え方も必要です。最適な選択肢は、箱の種類やライフスタイルによって異なります。
ブランド品の箱は「保管・活用・売却」をうまく使い分ける意識を持つことが大切です。捨てるのは最後の手段です。捨てようか考えている箱があるなら、売却や活用法を検討して、箱が持つ本当の価値を最大限に引き出しましょう。