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- 全く着ていない服を捨てられずにどんどん溜まっている
- 持っている服の1割ぐらいしか着ていない
- いつか着ると思って捨てられない服が何年も部屋に置いてある
いらない服を処分したいのに「今度処分すればいいか」と、先延ばしにしている人は多いです。着ない服をため込むのは、収納を圧迫するだけでなく、服自体も傷んで価値が下がります。
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環境省の調査では、1年間まったく着ていない服の一人平均は約25着もあるそうです。
この記事では、不用品回収のプロや大手リユース企業の情報を参考に、服の処分方法を徹底解説します。ゴミとして捨てる方法からリサイクル・寄付・買取まで網羅し、各方法の費用相場や注意点、メリット・デメリットがわかります。本記事を読めば、部屋に溜まった服を自分に合った方法でスッキリ処分できます。
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記事の結論
溜まった服はいつまでも持っていると部屋を圧迫します。さまざまな方法の中から、自身にあった処分方法でいらない服を減らしましょう。おすすめはお金が手に入る「売る」方法です。出張買取やリサイクルショップを利用して、いらない服はお金に変えてしまいましょう。
服をごみとして処分する方法

服を最も手軽に処分する方法は、自治体の回収するごみとして捨てることです。処分費用もごみ袋代程度で済みます。服をごみとして処分する方法は以下のとおりです。
- 近隣のごみ捨て場で捨てる
- 不用品回収業者に依頼する
近隣のごみ捨て場で捨てる
ほとんどの自治体で、服は燃えるごみとして処分できます。指定のごみ袋に入れて収集日に出せば、費用はごみ袋代のみで済みます。自治体によっては服を「資源ごみ」や「燃えないごみ」として分別している場合もあります。ごみとして出す場合は必ず自治体のルールを確認しましょう。
汚れや破れが少ない服は資源回収の対象になる地域もあります。資源回収の対象となる場合は、古着回収の日に出すことでリユースやリサイクルに回されます。しかし、シミや破れが酷い服は再利用が難しいため、燃えるごみとして出しましょう。
自治体ごとに回収方法や出せる量の制限が異なるため、事前に公式サイトやごみ収集カレンダーでルールの確認が必須です。

自宅で服を焼却処分することは法律で禁止されているため絶対に避けてください。
不用品回収業者に依頼する
大掃除や断捨離でいらない服が大量に出た場合は、不用品回収業者に回収を依頼しましょう。業者に任せれば自宅まできて一括で引き取ってくれるため、自分で運び出すよりも時間と労力を大幅に削減できます。家具や家電など、他の不用品もまとめて回収してもらえる点もメリットです。
業者を利用する場合、処分量によって数千〜数万円になることもあります。業者選びの際は自治体から許可を受けた信頼できる業者を選びましょう。業者のサイトで料金プランや実績を比較し、自分の住地域で評判の良いサービスを選ぶと安心です。

無許可の違法業者に依頼すると高額請求などトラブルの恐れがあります。
服を売って処分する方法

まだ着られる服やブランド物の服の処分は、売却して処分する方法がおすすめです。いらない服を捨ててしまえばごみですが、売ればお金に換えることができ、誰かに再利用してもらえます。服を売って処分する方法は以下のとおりです。
- リサイクルショップ・古着屋に売る
- フリマアプリ・ネットオークションに出品して売る
- 宅配買取サービスを活用する
- 出張買取サービスを活用する
リサイクルショップ・古着屋に売る
最も手軽に服を現金化できる手段は、街のリサイクルショップや古着買い取り店に持ち込んで売る方法です。お店に服を直接持ち込めば、すぐに査定・現金化してくれるため、短時間で服を処分できます。人気ブランドや状態の良い服であれば、想像以上の値段が付いて臨時収入になることもあります。
セカンドストリートなどの全国展開している大型店は店舗数も多く、まとめて買い取ってもらえる便利さが魅力です。ただし、ノーブランドやユニクロの低価格帯商品などの服は買取価格がつきにくいことがあります。状態が悪い服やシーズン外の服も買取不可・極端に低価格になる場合があります。

1袋に詰め込んだ服で1,000円買い取りなどの業者もあります。
フリマアプリ・ネットオークションに出品して売る

フリマアプリやネットオークションに出品すると、業者への売却よりも高く売れることが多いです。代表的なサービスに、メルカリやYahoo!オークションなどがあります。スマホひとつで写真を撮って商品情報を登録し、好きな価格で出品できるのが魅力です。
うまくいけば店舗で売るより高値で買い手が見つかる可能性もあり、納得のいく価格で服を処分できます。しかし、時間と手間がかかる点に注意が必要です。出品の際は、以下の出品作業を自身で行う必要があります。
- 商品の写真撮影
- 松陰の詳細な説明文の作成
- 購入希望者とのメッセージ対応
- 売れた後の梱包・発送
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フリマアプリやオークションに出品しても必ず売れるとは限りません。出品した服が売れるまで保管しておく手間や場所が必要ですし、想定より安い価格での交渉を受けることもあります。配送方法や手数料の負担も考慮しなければなりません。個人間取引ゆえ、商品状態を巡るクレーム等のトラブルが発生するケースもあります。
» メルカリで起こるトラブル予防策を徹底解説!安心して取引できる方法
服が売れて現金化するまでのリスクや労力を考えると「高く売れそうな服」だけに絞って出品する方法がおすすめです。

売れても数百円程度の利益しか期待できない服は、まとめてリサイクルショップにまとめて売ると効率的です。
宅配買取サービスを活用する
「お店に行く時間がない」「フリマ出品の手間も避けたい」という人には宅配買取サービスがおすすめです。ネットで申し込むと、必要書類と段ボールが送られてきます。段ボールに服を詰めて送り返せば買取手続きは完了です。有名リユース業者の多くが宅配買取に対応しており、自宅にいながら服の売却が可能です。

宅配買取のメリットは、手間が少なく、自宅から出ることなく服を処分できることです。
服を詰めた段ボールを送るだけで査定~振込まで完了するのが宅配買取の利点です。宅配買取は店頭に売りに行く手間や、フリマのような出品作業も必要なく、手軽に服を処分できます。段ボールなどの集荷キットは宅配買取業者が無料で提供してくれます。

宅配買取の注意点は、提示された査定額に納得できない場合の返送対応をお願いしにくい点です。
査定額に納得いかずに返送してもらう際、送料が自己負担になることもあります。確実にもう着ない服や、安い買取価格でも納得できる服を査定に出すなど、状況に合わせて査定に出しましょう。
宅配買取は、手軽さとスピードに優れているため、送った後は結果を待つだけでクローゼットが一気に片付く点は大きな魅力です。
出張買取サービスを活用する
売りたい服の量が多すぎて店舗まで持ち込めない場合は、買取スタッフが自宅まで査定にくる出張買取サービスがおすすめです。Webサイトなどから申し込んで日程を決めれば、買取スタッフが服を査定・買取しに自宅まで直接きてくれます。出張買取は重い荷物を運ぶ必要がなく、大量の服でも手間なく処分できる点が魅力です。
» 出張買取は本当に危険?正しい業者選びのコツを解説
専門知識がある買取スタッフが一点一点丁寧に評価してくれるので、ブランド品などでも納得感のある査定額が提示されやすいです。

出張買取は査定額に合意すれば当日に現金化してもらえるため、即座に現金を受け取りたい人にも便利です。
出張買取サービスは事前予約が必要であり、訪問日を決めて待つ必要があります。地域や店舗によっては対応エリア外の場合もあるため、自宅近辺で対応可能な業者を事前に確認しましょう。買取をキャンセルする場合に出張料やキャンセル料がかかるケースもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
服を寄付・リサイクルして処分する方法

ごみに出す・売る以外にも、誰かに譲ったり寄付したりしてリサイクルする方法もあります。まだ着られる服を必要とする人や団体に渡せば、社会貢献にもつながります。服を寄付・リサイクルして処分する方法は以下のとおりです。
- アパレル店の古着回収ボックスを利用する
- NPO法人や施設に寄付する
- 友人・知人やSNS経由で無料で譲る
- 古い服をリメイクなどで再利用する
アパレル店の古着回収ボックスを利用する
ユニクロやH&Mなどの大手アパレルブランドでは、不要になった服を店頭で回収するリサイクルボックスを設置しています。古着回収ボックスは、買ったブランドを問わず回収可能な店舗や、自社製品のみ受け付ける店舗があります。古着回収ボックスは服を持参して店舗へ行くだけで手軽に服を処分できるのがメリットです。

回収された服はリユース品として海外寄贈されたり、工業用の雑巾やリサイクル繊維になるなど、有効活用されます。
店舗によって靴やカバンは受付不可など回収対象外のアイテムがあったり、一度に持ち込める量に制限があったりします。二度手間にならないよう、事前に各ブランドの公式サイトで回収ボックスの情報を確認しましょう。お出かけついでに古着回収ボックスに持ち込めば送料もかかりませんし、環境にも優しい処分方法です。
NPO法人や施設に寄付する

NPO法人や支援団体に寄付するのも、環境に優しく資源を無駄にしない良い選択肢です。発展途上国や被災地では服を必要としている人々がおり、不要な服を役立ててもらえます。寄付された服は海外でリユースされたり、国内で生活困窮世帯の支援に使われたりされます。
集まった服をチャリティー販売して得た収益で発展途上国の子どもにワクチンを届ける活動に繋げている団体もあります。社会貢献しながら服を処分できる、意義のある方法です。
» 「古着deワクチン」公式サイト(外部サイト)
寄付にも手数料やルールがあることに注意してください。多くの団体では送料など発送費用を寄付者が負担する必要があります。汚れすぎた服や下着類など、受け付けていない服を送ってしまうと、寄付先で廃棄する手間になってしまいます。

送る前に必ず寄付先団体の公式情報を確認し、受け入れ可能な品目や発送方法を守りましょう。
友人・知人やSNS経由で無料で譲る
服を欲しがっている友人や知人がいれば、無料で譲る方法もあります。サイズが合わなくなった子供服をママ友同士で交換したり、おしゃれな服を古着好きの知人にあげたりするのは良い方法です。
服を譲る際は、本当に相手が欲しい服かどうかを確認しましょう。好みやサイズが合わない服を押し付けると相手の負担になってしまいます。事前に写真を見せたり相談して、相手の意向を聞いてから渡すようにしましょう。

渡す前に、気づきにくい匂いや汚れが付いていないかチェックし、キレイに洗濯してから手渡すよう配慮すれば完璧です。
直接会って手渡しできる間柄であれば送料もかからず、感謝もされて一石二鳥です。もし周囲に欲しい人がいない場合は、SNSや地域の掲示板で服を無料で譲る旨を投稿すればもらい手が見つかることもあります。ただし、見知らぬ人と取引する場合はトラブル防止のため細心の注意を払って、安全な方法でやり取りしましょう。
古い服をリメイクなどで再利用する
捨てるには惜しい思い出の服や、お気に入りだけど着られなくなった服は、リメイクして再利用も可能です。着古した服を切って、玄関周りや水場、靴などの汚れやすい場所の掃除に使うのは便利です。裁縫が得意な人であれば、昔の服を今風にデザインし直したり、着物や浴衣をリフォームして小物を作れます。
創意工夫で世界に一つだけのオリジナルアイテムに生まれ変わらせることも可能です。裾上げやサイズ調整などのリフォーム、ボタン交換や破れ補修などのリペア、さらには染め直しまで含めて、服を長く活かす手段はいろいろあります。
プロのリメイク業者に依頼すれば数日で仕上がるケースもあり、自分では難しい加工も頼めます。リメイクの良いところは、お気に入りだった服に再び命を吹き込める点です。捨てたくないけど、もう着られない服が新たな服や雑貨として生まれ変わります。

リメイクは手間や費用がかかるため、DIYが好きな方や特別な思い入れがある服に限定して取り組むのがおすすめです。
まとめ|売れる服は売り、売れない服は寄付やリサイクル

服の処分方法は大きく分けて以下の3つです。
- ごみとして処分する
- 自治体のルールに従って捨てれば最も手軽だが、分別や出せる量に制限があるので事前にルールを確認
- 売って処分する
- リサイクルショップや古着屋、フリマアプリ、宅配・出張買取などを活用すれば不要な服をお金に換えられる
- 寄付やリサイクルで処分する
- 古着回収ボックスやNPO団体への寄付、知人への譲渡やリメイクなど、社会貢献や環境配慮につながる
着ない服をため込むと、収納を圧迫するだけでなく服自体も傷んで価値が下がり、いずれ完全なごみになってしまいます。服がただのごみになってしまう前に、お金に変える方法が最もおすすめな服の処分方法です。
» いらない服を捨てるのはもったいない!服の売却・処分術とは?
