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- 服があふれているのにもったいなくて捨てられない
- まだ着られる服を捨てるのに引け目を感じる
- 服を上手に処分する方法を知りたい
クローゼットに入りきらないほど服があるのに、もったいないからと捨てるのをためらう人は多いです。しかし、服が増えすぎると着たい服を探すのに時間がかかり、生活も不便になります。
この記事では、増えすぎた服を処分・再活用するさまざまな方法を紹介します。

ハイブランドではない服でもまとめて売れば1万円を超えました。
記事を読めば、クローゼットからいらない服をなくすことができ、服を探す手間をはぶけます。整理されたクローゼットは着たい服がすぐに見つかり、毎日の身支度が快適になります。
記事の結論
服をため込むと場所を取るうえ、着たい服も見つけづらいです。必要ない服を売ったり寄付したり、リサイクルしたりすれば、部屋が片付いて現金も手に入ります。
服を捨てられない理由

服を捨てられない理由は以下のとおりです。
- 高かった服を捨てるのは惜しい
- いつか着るかもと考えて捨てられない
- 思い出がある服に執着してしまう
高かった服を捨てるのは惜しい
ハイブランドなどの高い服は、値段が高いほど手放しにくいです。値段が高い服ほど、捨てる時にもったいないと感じます。高い服をごみとして捨てるのは、お金を捨てるようでなかなか実行できません。
高い服を手放すと、自分へのご褒美のつもりで支払ったお金が無駄になったとも感じます。ブランド品を手に入れた満足感も失った気持ちになります。しかし、どんなに高価な服でも着ないで眠らせていては価値がありません。
いつか着るかもと考えて捨てられない

今は着ていないけれど、いつか着るかもしれない服がクローゼットに残されていることは多いです。
サイズが合わなくなった服はダイエットして体型が戻ったらまた着ようと取っておくことがあります。しかし、実際はサイズが合わない服を将来的に着る機会は少なく、ほとんどの場合クローゼットに眠ったままになります。

サイズが合わなくなった服は、ダイエット成功後には流行遅れで着る機会はありませんでした。
定番の服は流行に左右されず長く着れるイメージがありますが、実際は何年も着ていないことが多いです。いつか着るかもと考えている服は結局着ることはなくクローゼットを圧迫するだけです。処分を検討しましょう。
思い出がある服に執着してしまう
初めて子どもに買った服や特別な日に着た服、大切な人からもらった服など、思い出のある服は簡単に捨てられません。手放しにくい服は、クローゼットにしまい込んだままになりがちです。
ギャル系やゴスロリ系などの服は、多くの場合自分の個性をファッションで表現するために使われます。捨てることで自分の個性を失うようにも感じるため、捨てる決断が難しい種類の服です。
他人から見れば価値のない古い服でも、自分にとって大切な思い出のある服は、簡単には捨てられません。思い出がある服は、気持ちに整理がついてから手放すかどうかを考えましょう。
服を捨てられないデメリット

服を捨てられないことによるデメリットは以下のとおりです。
- 気づかないうちに服が劣化する
- 服選びに時間がかかる
- 持っている服を把握できず無駄遣いしてしまう
気づかないうちに服が劣化する
服が多すぎるとクローゼットの風通しが悪くなって、カビが生えたり虫に食われたりします。気づかないうちにお気に入りの服が傷んで着られなくなってしまうため、定期的に整理して、必要な服だけを残しましょう。
服選びに時間がかかる

服が多すぎると、何を着れば良いか迷ってしまい毎日の服選びに時間がかかります。着ない服であふれているクローゼットは目当ての服が探しにくいです。必要な服だけを残せば、服を選ぶ時間が短くなり、朝の準備も焦らずに進められます。
持っている服を把握できず無駄遣いしてしまう
持っている服を把握しないで買い物をすると、クローゼットの中に似たデザインの服が増えてしまいます。

服が多すぎると、持っていることを忘れて同じ系統の色のアウターなどを買ってしまいます。
クローゼットを整理し、持っている服を把握すれば無駄な買い物をせずに済み、節約にもつながります。
捨てるか迷う服を仕分ける基準

捨てるか迷う服を仕分ける基準を以下の順番で説明します。
- 捨てるべき服
- 手元に残すべき服
捨てるべき服
捨てるべき服は、基準を作れば判断がつきやすくなります。迷わず手放して良い服は以下のとおりです。
- 1年以上着ていない服
- 体型に合っていない服
- 劣化や修復が難しい服
- 流行遅れの服
まだ着られるのにもったいないと感じるかもしれませんが、上記の服は今後も着る可能性が低いです。クローゼットのスペースを有効に使うためにも手放して問題ありません。
手元に残すべき服

手元に残すべき服は以下のとおりです。
- 着ると気分が上がる服
- 着ると自信が持てたり、気分が上がったりするお気に入りの服は無理に捨てる必要はない
- 思い出が詰まった特別な服
- 「着る」ことができなくなっても、見れば写真のように思い出にひたることができる
- 冠婚葬祭で必要になるフォーマルウェア
- 定番の型なので流行に左右されず、手入れをすれば長期間使える
- 着物などの伝統衣装
- 文化として世代を超えて受け継げたり、高く売ったりできる
売る・譲ることで服を有効活用する

売る・譲ることで服を有効活用する方法は以下のとおりです。
- リサイクルショップや宅配買取で売却する
- フリマアプリやネットオークションで売却する
- NPOや施設に寄付する
- 家族や友人に譲る
リサイクルショップや宅配買取で売却する
着なくなった服は、リサイクルショップや買取業者に売るのがおすすめです。服を店に持ち込めば、その場で査定してもらって現金化できます。ブランド品や状態が良い服は高値がつくこともありますが、ノーブランドや季節外れの服は、安値や買取不可の場合もあります。

服は単品より、複数でまとめて売りに出すと買取価格が上がります。
店舗まで行かなくても、自宅から段ボールに詰めて送るだけの宅配買取をしている業者もあります。忙しい方でも手間をかけずにまとめて売却できる方法として活用してみてください。
フリマアプリやネットオークションで売却する

フリマアプリやオークションサイトに出品して売るのもおすすめの方法です。ブランド品や希少な古着は、直接購入者と取引できるため、思いがけない高値で売れることもあります。少しでも高く売りたい方は、一度チャレンジしてみましょう。

季節や流行を意識してタイミングを狙って売りに出すと、早く売れやすくなります。
フリマアプリは高値で売却できますが、写真撮影や梱包、発送や購入希望者とのやり取りなど手間がかかります。個人間取引のためトラブルが起きる可能性もあります。時間に余裕があり、手間やリスクを理解したうえで利用することが大切です。
NPOや施設に寄付する
売れない不要な服を捨てずに活かしたい場合は、NPO法人や福祉施設への寄付がおすすめです。着られる服を寄付すれば、必要な人の助けになり、古着として再利用されます。人の役に立てることで気持ちよく手放すことができます。

シミや汚れのある服、記名入り制服、使用済み下着などは受け取り不可の場合があります。
寄付を受け付けている団体ごとに、回収できる服や送り方のルールが違います。事前に各団体のウェブサイトなどで受け入れ条件を確認し、状態の良い服を寄付しましょう。
家族や友人に譲る

子ども服などは家族や友人に譲るのも良い方法です。子どもは成長が早いので、同じサイズの服を着れる時期が短いです。サイズの合わなくなった服を身近な人に着てもらえば、無駄にならず有効活用できます。ご近所なら直接手渡しできるので送料などの負担もありません。
服を譲る際は、好みやサイズに合わないものを押し付けると迷惑になります。渡す前に、相手が欲しいかを確認しましょう。相手へのマナーにも気を配りましょう。
捨てずにリサイクル・リメイクする

服を捨てずにリサイクル・リメイクする方法は以下のとおりです。
- ブランドの回収ボックスや自治体回収を利用する
- リメイクする
- 不用品回収サービスを活用する
ブランドの回収ボックスや自治体回収を利用する
自分で売ったり譲ったりするのが難しい場合は、服のリサイクル回収サービスを利用する方法もあります。多くの自治体では、不要になった衣類を資源ごみとして回収しているため、決められた日に袋にまとめて出せば、自治体や委託業者によって再資源化されます。

自治体によって回収方法がちがうため、事前に確認が必要です。
企業やブランドによる店頭回収ボックスを利用する方法もあります。古着を受け付けており、店舗に設置された回収ボックスに入れるだけです。自分で受け取り手を探す必要がなく、服を有効活用できるうえ、ごみとして処分することも避けられます。
以下は常設で衣類の回収サービスを行っているアパレルブランドの一例です。
店名 | 対象商品 | 回収方法 | 回収後 | 特典 |
ユニクロ | すべてのユニクロ商品・GU商品・プラステ商品 | 店舗に設置されている回収ボックスへ持ち込み | リユースされるか新しい服の原料 | なし |
GU | すべてのユニクロ商品・GU商品・プラステ商品 | 店舗に設置されている回収ボックスへ持ち込み | リユースされるか新しい服の原料 | なし |
H&M | どのブランドのどんな状態でもOK(レザーは対象外・布地も可 | 店舗に設置されているリサイクルボックスへ持ち込み | リユース・リサイクル・エネルギーのいずれかに仕分けられる | デジタルクーポンConsciousポイントを付与 |
無印良品 | 無印良品の衣料品全般(下着を除く)タオル・シーツ・カバー類 | 回収ボックス等はないので、スタッフに声をかける | 情報なし | 無印良品のお買い物に使えるMUJIマイルを付与 |
ZARA | ZARAの商品に限らず、全ての衣類やテキスタイル商品、家庭用布製品、靴、アクセサリーなど(状態の良くない製品でもOK) | 店舗に設置された容器に持ち込み | 必要とされている人のために寄付される | なし |
リメイクする

思い出のある服はリメイクして形を変えるのも良い方法です。小物に作り変えることで思い出を残しながら、別の形で使えます。サイズが合わない服を仕立て直したり、古いデザインの服を今風にリメイクすれば長く活用できます。以下の動画では東ノエルさんという方がリメイクの例を解説しています。
普段着としては着なくなった服も、部屋着や作業着にすれば活用できます。最終的にボロボロになったら小さく切って掃除用の布にしましょう。綿や麻など天然素材の布は吸水性が高く、ホコリ取りや台所掃除に使えます。

フリースやウール素材は繊維くずが出やすいため、掃除用の布には不向きです。
不用品回収サービスを活用する
自分では処分しきれない量の服がある場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。自宅まで引き取りに来て運んでくれるため、短時間でクローゼットを整理できます。自治体では捨てにくい量の服がある場合に便利です。
回収した古着をリユース・リサイクルしたり、寄付に活用する業者もあります。回収サービスは業者によって作業内容や料金がちがうため、事前に確認が必要です。
服をごみとして処分する際の注意点

服をごみとして処分する際は、自治体のルールに従って分別しましょう。可燃ごみか資源ごみかは地域によって異なります。ボタンやファスナーは外す必要がある場合もあるため、事前に確認が必要です。
自治体のルールに沿って処分する
着られない服は、多くの場合、燃えるごみとして処分できます。自治体によっては資源ごみとして別に回収しているところもあります。服をごみに出す場合は、住んでいる地域のルールを確認し、決められた方法で出しましょう。出せる量や回収日が決まっていることもあります。
環境への影響も踏まえて考える

服をごみとして捨てると、ほとんどが焼却や埋め立て処分になります。日本では手放された服の約7割がリユースやリサイクルされずに捨てられています。焼却すれば二酸化炭素が出て温暖化の原因になり、合成繊維は土に分解されず長く残ってしまいます。

環境への負担を減らすためには、服を簡単に捨てずにリユースやリサイクルを活用することが大切です。
まとめ|いらない服は売る・寄付する・リサイクル

服を手放すことで以下のメリットが生まれます。
- 身支度がスムーズになり時間を有効活用できる
- 持ち物が把握でき無駄な買い物が減って出費を抑えられる
- クローゼットが整頓される
着ないままの服をもったいないとため込んでいると、時間やスペース、お金を無駄にする原因になります。記事の内容を参考にして、売る、寄付する、リサイクルするなど自分に合った方法で服を手放していきましょう。

リサイクルショップで現金化したお金で新しい服が買えました。
クローゼットが整理整頓されると、心にもゆとりができ、新しいお気に入りの服を迎え入れるスペースが生まれます。もったいないという気持ちに縛られず、その服が誰かの役に立つと考え、前向きな気持ちで手放してみましょう。