メルカリ出品がめんどくさい人専用｜不用品を手軽に売る3つの方法

不用品の売買にメルカリを選ぶ人は多いです。メルカリは手軽に個人間で売買できる便利なアプリですが「メルカリは手間がかかってめんどくさい」と感じる人もいます。コメント対応や梱包作業がめんどくさく感じて、メルカリ出品を辞めてしまう人も少なくありません。

この記事では、メルカリがめんどくさいと言われる理由や、めんどくさい作業の対処法を解説します。メルカリの代わりになる方法も紹介しているので、メルカリに向いていない人でも不用品を現金化する知識が身に付きます。

メルカリがめんどくさいと言われる理由

メルカリがめんどくさいと言われる理由は以下のとおりです。

写真撮影や商品説明の入力が面倒

メルカリに出品する場合、商品の写真を撮影し、魅力的なタイトルや説明文を作るなどの出品作業が必要です。出品作業を丁寧に行うのは、かなり労力がかかります。

文章を書くのが苦手な人にとっては、商品の状態や特徴を細かく説明するのはかなりの負担です。しかし、説明文を手抜きしてしまうと買い手がつかなかったり、相場より安い値段にしないと売れなかったりします。不用品が多いと一つひとつの出品作業だけで疲れてしまいます。

値下げ交渉やコメント対応が必要

メルカリでは購入希望者とコメントでやり取りする必要もあります。出品した商品に「値下げできますか？」というコメントや、商品状態についての質問が頻繁に寄せられます。値下げ対応をして売れればまだ良いのですが、頼まれたとおりに値下げをしたのに放置されることも多いです。

梱包・発送作業に手間がかかる

商品が売れると、出品者自ら梱包して発送作業を行う必要があります。梱包資材が手元に揃っていれば、1つの商品の発送はそこまでめんどくさくはありません。しかし、出品数が多くなると梱包・発送作業だけで大きな負担になります。

荷物のサイズによって送料が変わるため、なるべく送料を安くおさえるために梱包に気を遣う必要もあります。

返品・返金など取引上でのトラブルがある

個人間取引であるメルカリでは、商品が売れた後も安心できません。購入者から「説明と違う」「イメージと違った」などのクレームが寄せられ、返品・返金対応を求められることもあります。出品者に過失がない理不尽な理由でも、自分で交渉して解決しなければなりません。

購入後に「やっぱりいらなくなった」など一方的な理由でキャンセルされるケースもあります。せっかく売れても取引が完了しなければ売上にならないうえに、時間と労力が無駄になってしまいます。

出品しても売れないことがある

メルカリでは、商品出品後に全く売れないケースもあります。人気のジャンルや話題の商品なら売れるのも早いです。しかし、需要の少ない商品は何か月も売れ残ることがあります。同じ商品を多くの人が出品している場合は、価格競争になって安く買い叩かれる場合も多いです。

とくに季節性のある商品やニッチなジャンルでは、売れるタイミングが限られます。何か月か放置して、忘れたころに売れることもあります。確実に売り切るには、相場に合わせた価格設定や、定期的な再出品などの工夫が必要です。短期間で商品を売りたい人には、メルカリは少し不向きに感じることもあります。

評価システムがプレッシャーになる

メルカリでは、取引が完了後に「良かった」か「残念だった」のいずれかでお互いを評価します。取引相手に付けられた評価は出品者・購入者ともにプロフィールに表示されるため、次の取引にも影響があります。良い評価を得るため、気を遣う場面が多いです。

良い評価を得るためには以下のような対応が求められます。

常に「良かった」の評価をつけてもらえるよう意識しながら対応しましょう。「残念だった」の評価がついてしまうと、今後の取引で購入者から不安に思われる可能性があります。

メルカリの「めんどくさい」を減らす方法

メルカリの「めんどくさい」を減らす方法は以下のとおりです。

バーコード出品を活用する

メルカリには、出品作業を簡略化できる「バーコード出品」機能があります。バーコード出品に対応している商品であれば、スマホでバーコードを読み取るだけで商品名や説明文が自動入力されます。タイトルや説明文を考える必要がないため、出品にかかる手間と時間を大幅に減らせます。
» メルカリ公式ヘルプ「バーコード出品機能について」(外部サイト)

バーコード出品は限られた商品でのみ利用できますが、かなり時間を節約できます。バーコードがある商品を売る際には、まずバーコード出品を試してみましょう。

適切な価格設定をする

出品時に適切な価格設定をすれば、少しずつ値段を調整するなどの手間を減らせます。過去に売れた実績を参考にすると、売れやすい価格がわかり、比較的早く買い手がつきます。以下の手順で参考価格を確認しましょう。

上記の方法を使えば「出品しようとしている商品の直近で売れた価格」がわかります。相場より極端に高い価格だと売れ残りますし、逆に安すぎると損をしてしまいます。同様の商品の中で最低ラインからプラスマイナス数百円程度の価格で出品しておけば大抵は買い手がつきます。

値下げ交渉を減らす工夫をする

値下げ交渉は一括でお断りしておくことをおすすめします。商品説明に「値下げ交渉ご遠慮ください」等を明記しておけば、無用なコメントを減らす抑止策にもなります。以下は、管理人が出品時の商品説明の最後に記載している文章です。

メルカリ便を使用する

発送作業の手間や不安を減らすには、メルカリの提供するメルカリ便を利用しましょう。メルカリ便には以下のメリットがあります。

小型～中型の荷物だけでなく、大型の家具家電専用の「梱包・発送たのメル便」もあります。梱包・発送たのメル便なら梱包から配送まで業者が行うため、出品者は家で立ち会うだけで梱包～発送が完了します。
» メルカリ公式ヘルプ「梱包・発送たのメル便のメリット」(外部サイト)

梱包準備を効率化する

梱包に使える段ボールや緩衝材、ガムテープなどをまとめて自宅に準備しておくと出品作業が楽です。商品が売れるたびに資材を探したり買いに行ったりする必要がなくなり、すぐに発送ができます。用意して置くと便利な資材は以下のとおりです。

段ボール

中型～大型の商品を販売する場合には必須

緩衝材

プチプチなどは50ｍのロールで1,000以内で購入可能

テープ

ビニールテープがきれいでおすすめ

ハサミ・カッター

小さいものよりも大きいもの1個あると良い

封筒

出品する商品に合わせていくつかの大きさを用意

梱包資材を1か所に保管しておくだけでも、作業効率は格段に上がります。

メルカリでの出品に向いている人

メルカリでの出品に向いている人は以下のとおりです。

商品を少しでも高く売りたい人

メルカリは中古品買取業者などに比べると、高く売れるケースが多いです。出品する商品の相場を調べて、適正価格で出品すれば、たいていは店舗買取よりも高い値段で売れます。

メルカリと中古品買取業者との価格差は、経費の差で成り立っています。メルカリで売る場合、中古品買取業者でかかっている以下の経費がかからないため高い価格で売れます。

差額分を時給換算すると、思ったほど割が良くない場合もあります。「1円でも高く売りたい」という意欲がある方には、メルカリが向いています。

写真撮影や文章作成が苦にならない人

メルカリで商品を売るには、見栄えの良い写真や、わかりやすく魅力的な説明文が必須です。特にライバルが多いカテゴリでは、画像の明るさや構図、説明文の丁寧さが売れ行きを左右します。

写真を撮ることや、商品の特徴を文章で表現することが得意な人は、メルカリでの出品に向いています。しかし、撮影や文章を書くのがめんどくさいと感じる人にとって、出品作業はかなりのストレスになります。自分の工夫で売れ行きが変わることにやりがいを感じるタイプの人には、メルカリがおすすめです。

購入者とのやりとりを面倒に感じない人

メルカリでは、商品が売れる前でも購入者とやりとりが必要な場合があります。代表的な例は「値下げできますか？」「別角度の写真が欲しいです」といった要望です。コメントに対する丁寧な返信は売れ行きに影響します。人によってはコメントのやり取りが面倒に感じますが、フリマアプリでは避けて通れません。

やりとりをめんどくさいと感じず「接客の一環」や「人とのやり取りの楽しさ」と感じる方は、メルカリ向きです。やり取りが苦手でドライに済ませたい人にはメルカリはあまり向いていません。

時間に余裕がある人

メルカリでの出品は、思った以上に時間がかかります。出品に必要な主な作業は以下です。

上記のようなやり取りが随時発生するため、短時間で簡単に終わる作業ではありません。仕事や家事、育児などの合間のスキマ時間で対応は可能ですが、対応が負担になることもあります。時間にある程度の余裕があり、コツコツした作業が苦でない人には、メルカリが向いています。

メルカリ向きなものを売りたい人

メルカリでは売れやすい商品があります。売れやすい商品は、出品者としても気軽に売りやすい物が多いです。売れやすい商品の特徴は、A4サイズ程度で軽いものや、1,000円〜5,000円程度の手ごろな価格帯の商品です。以下は、売れやすい商品の例です。

いずれも日常使いの品であり、コンパクトかつ低価格であるため、フリマアプリと相性が良いといえます。しかし、メルカリにあまり向いていない商品もあります。以下はメルカリ向きではない商品の例です。

大型家電

冷蔵庫やテレビなどは保証がないため購入者は敬遠する

高額なブランド品

偽物をつかまされる不安があるためメルカリでは購入しないという意見は多い

壊れやすい精密機器

カメラやグラフィックボードなど高額な精密機器はショップなどで購入する人が多い

個人間取引だと配送やトラブル対応にリスクが伴うため、上記のような商品は専門の買取業者に依頼することをおすすめします。最近有名な例だと、レアなブランド品を買ったら果汁グミが届けられたというケースがありました。
» 「メルカリで8万のデニムを買ったら果汁グミが届いた件」(外部サイト)

自分が売ろうとしているものが「フリマアプリ向き」であるかどうかを見極めて、適切な売却方法を選びましょう。

不用品をメルカリよりも手軽に売る方法3選

不用品をメルカリよりも手軽に売る方法3選は以下のとおりです。

① 宅配買取サービスを利用する

宅配買取サービスは、売りたい物をダンボールにまとめて詰めて、指定の住所に送るだけで不用品が売れるサービスです。届いた不用品は専門の業者が査定して買い取ってくれます。

一つひとつの出品作業をする必要がなく、値下げ交渉や購入者とのやり取りといった煩わしさもありません。宅配買取サービスの主な流れは以下のとおりです。

査定額に納得すれば即日入金も可能です。宅配買取サービスを使えば、メルカリのように売れるのを何日も待つ必要はありません。「不用品を早く片付けたい」という人におすすめの選択肢です。

② 出張買取を依頼する

大きくて運べない物や、売りたい商品が多くて自分一人では手が回らない場合は、出張買取サービスが便利です。

対応エリア内であれば無料で来てくれる業者も多く、査定額に納得すればその場で現金化できるスピード感も魅力です。業者によっては玄関先での査定や女性スタッフ対応など、安心感のあるサービスも選べます。メルカリで出品するには大きすぎるサイズの商品などを売りたい場合は、出張買取を検討してみましょう。

③ 中古品買取業者に持ち込む

自宅の近くに中古品買取業者がある場合は、直接店舗に持ち込んで査定してもらう方法もおすすめです。プロによる査定をその場で受けられるため、相場を調べる手間も省け、即現金化できるのが魅力です。ただし、商品を自身で店舗まで運ぶ必要があるため、商品が重かったり量が多い場合、車が必要な場合もあります。

宅配買取や出張買取よりもさらにスピーディに現金化できる点が大きなメリットです。すぐに売りたい人や、引っ越しなどの事情があって時間がない人には最もおすすめの方法です。

買取業者がメルカリよりも優れている点

返品・クレーム対応が発生しない

買取業者に商品を売る場合、一度取引が成立すれば、その後に返品やクレーム対応を求められることはありません。査定に同意すれば、取引は完了します。

しかし、メルカリでは売却後でも「思ってた商品と違う」「傷が目立つ」などの理由で、返品・返金を求められることがあります。出品者が悪くないケースでも、慣れていない人は評価を下げたくないからと返品や返金を受けてしまうケースも多いです。

買取業者との取引では、取引後に面倒が起きにくいのが大きな利点です。トラブルの心配をしたくない人や、やり取りのストレスを避けたい人には中古品買取業者の利用が向いています。

配送トラブルによるキャンセルが起きない

メルカリでは、配送中に商品が破損したり紛失してしまうリスクもあります。配送トラブルが起こると、取引がキャンセルになったり、購入者とトラブルになったりする可能性があります。

しかし、中古品買取業者へ売却した場合は、中古品買取業者の責任で配送を行います。万一のトラブル時も、補償対応などはすべて中古品買取業者側で行ってくれます。梱包キットの提供や集荷サービスなども充実しているため、売りたい側は配送トラブルの心配をする必要がありません。

売れ残りの心配がない

メルカリでは、出品してもなかなか売れないことも多いです。商品ジャンルや価格、タイミングによっては、何日も、何週間も売れずに放置されてしまうことも多いです。売れ残った場合は価格を下げたり、再出品したりといった対応が必要になり、手間が増えます。

しかし、買取業者は売りたい商品を必ず査定してくれ、査定額に納得すればすぐに買い取ってもらえます。売れるまで何週間も待つ必要がなく、すぐに現金化できるのが中古品買取業者の大きな強みです。特に「不用品を手間をかけずに一気に片付けたい」という人に適しています。

まとめて一気に売れる

売りたいものが多数あるときでも、メルカリでは1点ずつ出品し、一つひとつの商品ごとに対応する必要があります。商品ごとに写真を撮り、説明文を書き、売れたら個別に梱包・発送を何度も行わなければなりません。商品が複数あると作業量が膨大になり、時間もかかります。

買取業者ではまとめて持ち込みや箱に詰めて送るだけで、一気に査定・売却が可能です。配送のための無料の配送キットを送ってくれたり、集荷対応もしてもらえたりするので、引き渡しの手間も最小限で住みます。断捨離や引っ越しなどで一気に不要品を片付けたいときには、メルカリよりも効率よく整理が進みます。

まとめ｜メルカリ出品がめんどくさい場合は中古業者がおすすめ

メルカリが「めんどくさい」と感じる理由の例は主に以下のようなものがあります。

出品作業

写真撮影や説明文の作成

取引相手とのやりとり

値下げ交渉やコメント対応

取引成立後の対応

梱包・発送や評価完了までのやりとり

万一のトラブル対応

返品・返金やクレーム対応

不用品を売る際に、時間や労力をかけたくない人にとって、メルカリ出品は大きな負担です。めんどくささを減らすために、バーコード出品やメルカリ便の活用、適切な価格設定や梱包資材の事前準備などが有効です。

「対策があるとはいえ、やっぱりメルカリはめんどくさそう」と感じる人は、中古品買取業者を利用するのがおすすめです。宅配買取・出張買取・店舗買取など、さまざまな方法で不用品の買取を行ってもらえます。中古品買取業者なら多数の商品をまとめて売れ、やり取りやトラブル対応の手間もなく、売れ残りの心配もありません。