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- 訪問買取が突然自宅に来た時の対処法を知りたい
- 訪問買取の査定額が妥当なのか不安
- 便利そうだけど怪しい気がして訪問買取を利用するのは心配
訪問買取は、家にいながら不用品を売れる便利なサービスです。しかし、押し買いと呼ばれる悪質な訪問買取の被害が社会問題になっており、高齢者を中心にトラブルが増加しています。
この記事では、訪問買取の仕組みや悪質業者の手口、被害に遭わないための具体的な対策について解説しています。記事を読めば、訪問買取業者が怪しいと感じたときの適切な対処法や、安心してサービスを利用するためのポイントがわかります。
記事の結論
訪問買取は法律に基づいたサービスで、怪しい仕組みではありません。信頼できる訪問買取業者を選べば、安心して使える便利なサービスです。事前に訪問買取業者の情報を確認することで、安全に利用できます。
訪問買取の概要

訪問買取は、自宅にいながら不用品を売れる便利なサービスです。店舗に行く手間がなく手軽ですが、悪質な業者によるトラブルも増えているため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
訪問買取とは自宅にいながら不用品を売れるサービス
訪問買取とは、買取業者のスタッフが自宅まで直接やってきて、自宅内で品物の査定・買取を行ってもらえるサービスです。店舗に行かずに済むため、忙しくてお店に行けない人や、大量の不用品を持ち運ぶのが難しい人には、便利なサービスです。業者に連絡して予約をすれば、指定日時に来訪して査定してくれるため、時間の節約にもなります。
ただし、悪質な訪問買取業者によるトラブルも報告されており「訪問買取は怪しい・信用できない」などの不安の声もあります。訪問買取は便利なサービスですが、悪徳業者を利用しないよう、注意が必要です。

訪問買取自体は法律にのっとった正式なサービスであり、優良業者を利用すれば安全です。
悪質業者による違法な訪問押し買いに注意
押し買いとは、本来は不要品を買い取るはずなのに、業者が強引に貴金属などを安く買い取ってしまう悪質な行為です。2025年現在、訪問買取を悪用した押し買いの被害が増えています。全国の消費生活センターへの相談も多く、被害者の約8割は60歳以上です。法律の改正で一度は減りましたが、最近になって被害の報告が再度増えています。
» 出張買取は本当に危険?正しい業者選びのコツを解説

事前の承諾なく突然訪問し、買取の勧誘をすることは法律で禁止されています。
2013年の特定商取引法改正で、訪問買取が新たに規制対象となりました。特定商取引法改正により、飛び込み訪問の禁止やクーリング・オフ制度の適用など、消費者を守るルールが定められました。しかし、悪質業者はルールを無視して押し買いしてくるため、注意が必要です。
悪質な訪問買取業者の典型的な手口と特徴

悪質な訪問買取業者の典型的な手口と特徴は以下のとおりです。
- 突然の訪問やしつこい電話勧誘をしてくる
- 巧みな話術で誘導してくる
- 高圧的な態度や泣き落としで断れなくしてくる
- ルールを無視して契約を迫ってくる
突然の訪問やしつこい電話勧誘をしてくる
悪質な訪問買取業者は、頼んでいないのに突然家に来て、強引に勧誘してくるのが特徴です。信頼できる訪問買取業者は勝手に訪問してくることはありません。しかし、悪質な訪問買取業者は「近くを回っているので査定だけでも」と言って、強引に家に上がり込もうとします。
トラックで地域を巡回し「大型ゴミを無料で処分できます」などの誘い文句を使って訪問してくるケースもあります。悪質な訪問買取業者は、その場で手数料を要求してくるので注意が必要です。
事前に電話でしつこく勧誘してくる業者も要注意です。電話で買取の話を持ちかけ、承諾すると強引に自宅訪問の約束を取り付けようとします。約束なしで訪問してきたり、何度も電話をしてきたりする業者は、悪質な訪問買取業者なので、応じないようにしましょう。
巧みな話術で誘導してくる

悪質な訪問買取業者は、相手の警戒心を解くために、もっともらしい言葉を使って誘導してきます。「どんな物でも買い取りますよ」などと親しげに話しかけ、親切な印象を装っています。しかし実際は、高価な品を安く手に入れることが目的のため、注意が必要です。
相手に安心感を持たせるために「お皿1枚でも構いません」と軽い言葉で家に来る約束を取り付ける場合もあります。実際は、高価な貴金属やブランド品が目的です。家の中に入ったあとで話題を自然にすり替え、価値のある品物の売却を促してくるケースが多く見られます。

「査定だけ」「見るだけ」と言われても油断は禁物です。一度家に入れると、高価な物を狙われる可能性があるので注意しましょう。
高圧的な態度や泣き落としで断れなくしてくる
悪質な訪問買取業者の中には、相手が断りにくい雰囲気を作り、強引に契約を迫る場合があります。査定中に突然高圧的な態度を見せたり、成績に関わる、と涙ながらに訴えたりします。恐怖心や同情心につけ込んで、物を売らせようとする典型的な手口なので注意が必要です。
悪質な訪問買取業者は相手の弱みに付け込み、断りにくい空気を作って契約を急かすのが特徴です。

業者に対して「怖い」「申し訳ない」と感じても、決して相手のペースに乗らないようにしましょう。
ルールを無視して契約を迫ってくる
訪問買取業者は、古物商許可証や身分証の提示をすることを法律で義務付けられています。しかし、悪質な訪問買取業者は身分をあいまいにしたり、許可証の提示を求めても断られる場合があります。中には無許可で営業したり偽造した許可証を見せたり、悪質なケースも報告されているので注意しましょう。
訪問買取業者は買取成立時には契約内容を記載した書面を交付する義務があります。契約書面を渡さずクーリング・オフを妨いだり、安値を提示して相場に気付かせないようにしたりするのは悪質な手口の一つです。悪質な訪問買取業者は契約書面や領収書を渡さずに立ち去る場合があるので注意しましょう。

正規の手続きを守らない業者は信用できません。契約時に不審さを感じたら、契約を交わさずに一度お引き取りいただき、じっくり考える時間を作りましょう。
訪問買取で失敗しないための6つの対策

訪問買取で失敗しないための6つの対策は以下のとおりです。
- 信頼できる訪問買取サービスを選ぶ
- 訪問前に業者情報の下調べと相場の確認をする
- 訪問時に一人で対応せず玄関先で慎重に応対する
- 古物商許可証の提示を求め確認をする
- 契約時に契約書面を受け取る
- クーリング・オフで契約解除する
信頼できる訪問買取サービスを選ぶ
訪問買取がすべて危険というわけではありません。信頼できる業者に依頼すれば、訪問買取を安心して利用できます。しかし、突然訪問してきたり電話をかけてきたりする業者はほぼ確実に悪徳業者なので、利用しないようにしましょう。
安全に訪問買取を利用するためには、自分で業者を調べて選ぶようにしましょう。信頼できる訪問買取業者を選ぶポイントは以下のとおりです。
- 古物商許可を取得している
- 会社名・所在地・電話番号が公開されている
- 査定額の理由を丁寧に説明してくれる
- 問い合わせに対して丁寧に対応してくれる
優良業者は、事前連絡なしで突然訪問してくることはありません。電話でのしつこい勧誘や、強引に買い取るような行為もしません。

実店舗を持ち長年営業している会社や、大手リサイクルチェーンの訪問買取は信頼性が高いです。評判の良い優良業者を選べば、安心かつ便利にサービスを利用できます。
訪問前に業者情報の下調べと相場の確認をする
訪問買取を利用する場合は、事前に訪問買取業者の会社名や連絡先を調べましょう。所在地の記載がなく携帯番号のみの業者は要注意です。公式サイトや口コミ、古物商許可番号の有無などを確認し、悪評が多い業者や情報が少ない業者は避けるのが安全です。
売ろうとしている物の買取相場を事前に調べておけば、提示額が不当に安すぎるか見極める判断材料になります。複数の買取店の価格を比較すれば相場観がわかります。事前準備をしておくと、訪問当日に冷静な対応ができます。
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訪問時は一人で対応せず玄関先で慎重に応対する

訪問買取業者が自宅に来たら、一人で対応せず信頼できる人に同席してもらいましょう。第三者がいると訪問買取業者は強引な対応をしにくくなり、自分も落ち着いて判断できます。来訪した訪問買取業者が予約した会社のスタッフか身分証や名刺で確認し、知らない業者なら玄関先で丁寧に断るのが安全です。
事前に電話で約束した品物以外は、無理に売る必要はありません。高価な貴金属などを求められても「売る予定はない」とはっきり伝えましょう。不審に感じた場合は、その場で断ってください。
古物商許可証の提示を求め確認する
訪問買取を利用する場合は、必ず査定員に古物商許可証や身分証の提示を求めましょう。許可証には業者名や公安委員会の許可番号が記載されています。不安な場合は許可番号をメモや写真に残しておき、後から都道府県の公安委員会の公式サイトで、許可番号が正しいか確認できます。

提示を拒否された場合は、無許可営業や悪質な訪問買取業者の可能性が高いです。
契約時に契約書面を受け取る

契約時には契約書面を必ず受け取りましょう。特定商取引法では以下の内容を契約書面に記載することが義務づけられています。
- 業者の氏名・住所・電話番号
- 古物商許可番号
- 担当者の氏名
- 売却する品物の品目・数量・型番など
- 確定した買取金額
- 支払方法と支払時期
- クーリング・オフ制度の説明とその手続き
- 特約がある場合はその内容
買取証明書の内容を確認し、不明点があれば遠慮なく質問しましょう。契約書面を渡さない業者や、契約内容に曖昧な点がある場合は契約を中断してください。契約書面を「後日郵送します」と言われても信用せず、必ずその場で受け取ってください。
契約書面はトラブル時の重要な証拠にもなるので大切に保管しましょう。
クーリング・オフで契約解除する
契約後に売りたくなかった、だまされたかも、と思っても慌てる必要はありません。訪問買取ではクーリング・オフ制度が利用できます。契約書面を受け取った日から8日以内であれば、理由を問わず契約を解除できます。品物を渡した後でも返還を求めることができ、品物を渡していない場合は引渡しを拒否することも可能です。
クーリング・オフを行う際は、ハガキなどの書面で契約解除の意思を業者に通知します。簡易書留など郵送記録が残る方法で送り、コピーして保管しましょう。業者が応じない場合でも、消費者には法律で認められた権利があります。消費生活センターや警察に相談すれば、具体的な対処方法やサポートを受けられます。

契約後でも8日以内なら取り返せると覚えておくと、いざという時に安心です。
まとめ|訪問買取は怪しい業者は回避して信頼できる業者を選ぼう

訪問買取は、自宅にいながら不用品を売れる便利なサービスですが、怪しい、だまされそうと不安に感じている人は多いです。実際に、しつこい勧誘や強引な押し買いなどのトラブルも起きており、注意が必要です。
訪問買取を利用する際は、以下の6つの対策を参考にしましょう。
- 訪問前に業者情報の下調べと相場の確認をする
- 訪問時に一人で対応せず玄関先で慎重に応対する
- 古物商許可証の提示を求め確認をする
- 契約時に契約書面を受け取る
- 契約後は8日以内ならクーリング・オフで契約解除が可能
- 信頼できる訪問買取サービスを選ぶ

少しでも怪しいと感じたら、その場で契約をやめましょう。
訪問買取は、信頼できる訪問買取業者を選べば安全で便利なサービスです。古物商の許可を取得し、会社情報を公開している訪問買取業者を選びましょう。強引な勧誘をしない丁寧な対応の訪問買取業者なら、安心して利用できトラブルも防げます。